西沢渓谷で見かけた石のピラミッドの謎

 

先月、山梨県の西沢渓谷を散歩していた時、行く先々で石を積んだものを見かけました。

 

 

いっぱいありました。

 

西沢渓谷の散歩録はこちら

 

 

明らかに人の手によって作られた謎のオブジェに疑問は絶えませんでしたが、現地は圏外だったため、家に帰ってから調べることにしました。

 

積まれた石の用途を考える

調べることはできずとも、その用途を想像することはできます。

 

登山経験皆無の私ですが、全身で感じた西沢渓谷をヒントに、積まれた石の正体を考えてみました。

 

仮説① 歩き疲れた子供の手遊び

西沢渓谷は険しい。親に連れてこられた子供が休憩中の時間潰しに石を積んでいたのではなかろうか。

子供はレゴ的なノリで物を積むことが大好きなので、この説は有力。

 

仮説② 墓的な何か

山で命を落とした人を弔う墓跡という説。

市街地と違って花を持参するのも難儀な場所なので、この説は有力。

 

ただ、割と高頻度で積まれていたので、この説が事実だった場合、西沢渓谷はK2並の死亡率を誇る死の山ということになる。

  

仮説③ 自然にできた

山道を進んでいると時折「落石注意」の表示が目に入った。

 

途中台風の影響による崖崩れも散見されたため、落石が多いのは事実だろう。

 

つまり、積まれた石は人為的なものではなく、崩れた石がそこに溜まり、風化によってピラミッドのような形を作り上げたのではなかろうか。

 

 

突拍子もない話だが、自然は時として人間の理を超えた姿を見せつける。

 

与那国島の海底遺跡をご存知だろうか。

祭壇のような巨大な石の塊が海中に眠っているのだが、近年では自然によって形成されたという説が根強い。

 

 

海底遺跡ができるくらいだから石が積まれるくらいどうってことはない。ということでこの説は有力。

 

その名はケルン

帰宅後調べたところ、この石は「ケルン」というものでした。

 

役割は二つあって

  1. 登山者の道しるべ
  2. 遭難者の慰霊碑

なんだそうです。

「仮説② 墓的な何か」当たってるじゃん!やったね!✌️

とはいえ慰霊碑としての役割は特殊で、基本的には登山者の道しるべとして用いられるそうです。

 

ということは、むやみにオリジナルケルンを作ったり、いたずらで崩したりすると登山者が道に迷ってしまうということです。

山で見かけたケルンは大事にしないといけませんね。

 

【余談】登山は専門用語多すぎ

ケルンについて調べるついでに関連するページを見てて思ったのが、「登山専門用語多すぎ」ということです。

 

中には普段我々が使っているのとは違う意味で用いられる隠語的な言葉も多くあります。

例えば「アルバイト」という言葉について、登山の世界では「急な登りや重荷でめちゃめちゃ疲れる行程を指す」のだそうです。どういうことやねん。

 

釣りやキャンプもそうだけど、アウトドア系の趣味って専門用語多いですよね。

僕も山歩きは好きなので、覚えた言葉はブログの中で解説していこうと思います。間違ってたら教えてください。

 

 

それでは今日はこの辺で。