日光お散歩録 〜日光ってやっぱイケてるね編〜
9月の終わり頃、日光に行ってきました。
日光は近い。北千住からなら鈍行でも片道2時間半。ギリギリ通勤圏内と言えなくもない。
電車賃も1,400円弱と、お財布にも優しい景勝地です。
ただ電車を降りてからのバス代がバカにならない。今回の旅程は往復5,000円程度でした。
東武日光駅からいろは坂を越える
正午を少し過ぎた頃、東武日光駅に到着。
さすが世界遺産のまち。外国人観光客で賑わっています。
この日は駅前でビールのお祭り?的なものが開催されていました。
皆昼間からグビグビとビールを堪能していました。
そんなビール祭りを尻目に一路中禅寺湖へ。
日光といえば「見ざる言わざる聞かざる」の東照宮のイメージですが、この日はスルー。
というか日光は見所多過ぎて何回かに分けないと堪能しきれません。
駅前のクレープ屋(おばちゃんが超親切)で「中禅寺湖まで歩いて行きたいんですけど…」と聞くと、「絶対無理です。バスで行ってください」とのこと。
歩けない距離でもないなーと思っていたものの、道中に紅葉で有名ないろは坂があって、そこはどうも歩いて通れないとのこと。
やむなくバスを待つことに。
この東武日光-中禅寺湖のバス代が北千住-東武日光の電車賃と同じくらい。バスを責めるべきか、電車のリーズナブルさを讃えるべきか…
駅前でバスを待つ。
日光は街灯もかっこいい。
少し待ってバスに乗車。
ほどなくして世界遺産の神橋を通過。
運転手のアナウンスで車内のバイブスもアガります。
道中は終始一車線のため、絶えず渋滞が発生していました。
日光に行くならバスがベストプラクティスだと思われます。
バスに揺られること1時間、中禅寺温泉のバス停に到着。
いろは坂を登りきったところにあるので、かなりヒンヤリします。
バス停前は土産屋やお食事処が軒を連ねています。
めちゃめちゃ山の中なのにしっかり観光地然としています。麓の街と勘違いするくらいのコミュニティが出来上がっていました。
とはいえ宿泊施設っぽい建物は廃墟になってるのも多かったです。社内旅行とかで賑わっていたのでしょうか。今は個人向けのお店が目立ちます。
バス停から華厳の滝へ
バス停から華厳の滝の滝は目と鼻の先です。
(なんも調べずに向かったので「ここに華厳の滝あるんだ!?」と驚きました)
5分ほど歩き、華厳の滝の入り口へ。
エレベーターで滝の近くまで降りていきます。
乗り場の前にはお食事処が並んでいます。
日光名物、湯葉が入った肉まんを食べました。とにかく暖がほしかった。
エレベーターを下ると滝に繋がる長い通路を歩きます。
この道がすべるすべる。みんな華厳の滝で蓄えた水しぶきを存分に落としていくもんだから常にしっとりしています。
無骨な道を抜けると華厳の滝が現れます。
こいつはすげえや。
こいつはすげえや(2回目)
滝のサイズもさることながら景観の完成度が素晴らしい。
この隙間からチョロチョロ水が出てるのなんて最高じゃないですか?
これ目当てに遠出するのも納得。
中禅寺湖へ
華厳の滝に見惚れる一方、身体の冷えが限界のため退却。
エレベーターを登り、道沿いを歩いて中禅寺湖を目指します。
華厳の滝から中禅寺湖はほど近く、徒歩で10分とかかりません。
ほどなくして大きな鳥居が見えてきます。
中禅寺湖の入り口です。
中禅寺湖は美しい。
外国人も抱き合っちゃうくらい美しい。
中禅寺湖は美しい。
調子乗って写真をビンテージ加工しちゃうくらい美しい。
湖沿いに整備された遊歩道に沿って中禅寺湖を歩きます。
明鏡止水。心が洗われていきます。
いい。聴こえるのは自分の足音だけ。(と若干の走行音と湖上の船のアナウンス)
今僕は中禅寺湖と一つになっている…風が僕に語りかける…いやそんなことより寒い。
このまま湖に沿って戦場ヶ原まで向かおうと歩を進めていましたが、寒さに耐えきれず断念。1時間半ほど歩いたところでバスに乗り、東武日光駅に引き返しました。
日光は思ってた以上に魅力的な場所でした。
人気の観光地は人混みを嫌って敬遠しがちな私ですが、やはり人が集まるのには理由があるようです。
今度は戦場ヶ原まで到達したいなぁと思いながら、帰路につきました。
それでは今日はこの辺で。