天理教の祭典 おぢばがえりと金魚のまち

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2017年8月、奈良県天理市で開催された「おぢばがえり」に行ってきました。

 

天理教の総本山、天理市で毎年行われている行事ですが、特段格式張った印象はなく、大規模な夏祭りのような雰囲気でした。

 

天理市天理教、そしておぢばがえりとは

天理市奈良県北部、奈良市から電車で15分程度のところにある年です。

「天理」と言われてパッと思いつくのは

の二つでしょうか。

天理高校は甲子園の常連。奈良といえばだいたい天理か智辯学園のどちらかが代表です。

甲子園の出場実績に比べると出身プロ野球選手は少ない印象です。

往年の名選手で言えば「ドカベン」で知られる門田博光、最近だとロッテの中村奨吾やヤクルトの西浦直亨天理高校出身です。

 

 

天理ラーメンはピリ辛・にんにく・しょっぱさが特徴のご当地ラーメンです。

tabelog.com

こちらが天理ラーメンの名店、彩華ラーメン

一番の有名店かつ天理ラーメン発祥のお店です。

ここのラーメンのおかげで天理ラーメン=白菜のイメージを持ってしまいがちですが、他のお店だと必ずしも入ってるわけでは無いようです。

 

 

そんないくつかの特徴がある天理市は、特定の宗教の名を冠した日本唯一の自治体です。

キリスト市」「イスラム」みたいなものだと考えると、そのエッジの利き方がよくわかります。

 

そんな天理教は江戸時代末期に成立したいわゆる新興宗教です。

本拠地が近い関西だと教会(支部的なもの)がそこら中にあり、大阪生まれの僕にとっては身近な存在でした。

ただ、実際のところ何をしているのかは全くわからず、その一端を知るという目的も含めて今回のおぢばがえりに足を運んだという次第です。

 

おぢばがえりをぶらりと歩く

天理駅

 

天理駅に到着です。

この年は天理高校が甲子園出場を決めていました。

 

天理駅


 駅のホームの様子。

大きく「ようこそ おかえり」と掲げられています。

 

おぢばがえり会場

 

現場に到着。

駅よりもポップな出迎えです。

 

 

ここは天理教の本部で、教会をはじめ、天理高校天理大学といった主要な施設が一箇所に集まっています。

建物のデザインはどれも統一されており、お城か宮廷を思わせるような荘厳な見た目です。

これらの建物が広大な敷地にずらっと並んでいて、違う国や時代に紛れ込んだのかと思うほどの異質さを覚えます。

 

 

 

小〜中学生くらいの子供達がマーチングを披露していました。

おぢばがえりは子供が主役の行事らしく、出演者含め、子供の姿をそこら中で見かけました。

 

 

ポップな中にも子供達への啓発が伺えます

 

 

おぢばがえりをぶらりと見学したものの、わかったことは

  • 誰でも入れる
  • 子供向けの行事である

くらいのもので、天理教の具体的な教義や日々の過ごし方はわかりませんでした。

 

とはいえ、あのどっしり構えた建物の数々を見て回るだけでも十分訪問の価値があったので、今回は良しとします。

 

 金魚のまち 大和郡山市をぶらり

おぢばがえりから帰る途中、隣の大和郡山市に立ち寄りました。

大和郡山市は「金魚のまち」として名を馳せており、町のいたるところに金魚があしらわれています。

 

大和郡山市のマンホール

マンホールも金魚のデザイン

 

郡山金魚資料館

 

田んぼ道を歩いて行くと、「郡山金魚資料館」なる建物を発見。

見た目からは資料館のオーラを感じませんが、入ってみることに。

 

 

どっさりいます。

どれだけ金魚すくいが下手でもここならまず大丈夫です。

 

 

他の種類の金魚たちもいます。

こっちはやや少なめで風情あり。

 

 

多分資料館のスタッフ。

やっぱどう見ても資料館じゃなくて養殖場なんだよなあ…

 

 

街中にはこんなものもありました。

 

 

 

なみなみと水が注がれた電話ボックスの中で金魚が遊泳しています。

ここまでくると現代アートです。大和郡山市は金魚に支配されています。金魚が人間を使役しています。

 

 

意外と知られていない面白さがある奈良県。大仏と鹿を見たついでにこのあたりの通なエリアに足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。