ナンバープレートの地名表示が一番多彩な都道府県は千葉と東京になりました

先日近所を散歩していると「葛飾ナンバー」の車を見つけました。

 

葛飾ナンバーなんかあったかな?と思い、家に帰って調べてみると、5/11に17の地域で新たなナンバープレートが発行されたみたいです。

www.mlit.go.jp

 

そういや一昔前に地元でも堺ナンバーが導入されてたなあ、などと思いつつ、乗りかかった船の気分で調べてみました。

17の地域が新たに追加

今年の5/11に追加されたご当地ナンバー

知床、苫小牧
弘前、白河
松戸、市川、船橋、市原、江東、葛飾、板橋
上越                
伊勢志摩、四日市
飛鳥
出雲
高松

の17地域。

 

九州の追加はありませんでした。

四国は今まで1県1ナンバーが続いていましたが、高松が追加されたことにより、初の「県名以外のナンバー」が誕生しました。

 

 

また、今回のご当地ナンバーは地方版図柄入りのものが同時に発行されています。

地域の魅力を発信することを目的に、各地域の名物がプリントされています。

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自動車:地方版図柄入りナンバープレート - 国土交通省

 

板橋は…かわいらしい柄ですが、なにを表しているんでしょうか。

 

 

地味にデッドヒートしてた最多ナンバープレート地域数

今回の追加により、最多のナンバープレート地域数を抱える都道府県のランキングに変動がありました。

 

今ままでは自動車大国 愛知県が堂々の8地域を掲げ、首位をキープしていました。

しかし、愛知県は過去に岡崎、豊田、一宮、春日井と4つのご当地ナンバーを発行していたためか、今回は追加0でした。

 

そんな愛知の寝首を掻いたのは千葉県でした。

松戸、市川、船橋、市原と、愛知のお株を奪う4つの追加により、トータル10地域、驚異の2桁に到達し、首位に躍り出ました。

松戸、市川、船橋なんてほとんど同じエリアなのでは…と思ったりもしますが、執念が勝ったのか、地域住民からの熱い支持があったのか、今回の追加に成功しました。

 

首都東京も負けてはいません。

江東、葛飾、板橋の3地域を追加し、千葉に並ぶ10種類に。

足立と葛飾ってお隣だし、松戸や市川も近いから、今回の追加でこのあたりがご当地ナンバー天国になったな…などと思う地域住民の心境です。

 

北海道も大躍進です。

知床、苫小牧を追加し、既存のものと合わせて合計9地域。

面積比で考えたらもっとあってもおかしくありませんが、結果的に愛知を追い越しました。

 

 

今回の追加によりナンバープレート数のランキングは

1位(10種類):千葉、東京

2位(9種類) :北海道

3位(8種類) :愛知

となりました。

 

 

面白いもので、ナンバープレートの種類は都道府県の人口や発展度合いと必ずしも準比例しません。

例えば、福島県は今回追加された白河ナンバーを含めて5種類、青森県は3種類ありますが、京都府は「京都」ナンバーの1種類しかありません。

 

福島県は経済圏が福島、郡山、いわきの3地域に別れていて、青森も同様に青森、弘前、八戸に分散しています。

一方、京都は比較的京都市に一極集中しており、そういう地域性も関連しているのかもしれません。

 

道で見慣れないナンバーを見かけたら、「あれはいつ発行されたナンバーだろう」と思いを馳せてみるのも面白いですね。

 

 

 

 

それでは今日はこの辺で。