「対策しすぎ」くらいがちょうどいい | コロナでソトをブラブラできない男が思うこと

コロナの勢いが治るどころか加速の一途を辿り、相変わらずソトをブラブラする訳にもいかないため、家でグダグダしながら考えていたことをつらつらと書きます。

 

普段はいわゆるSEO的なキーワードを設定してから書き始めるんですが、今回はそんなこともせず、考えるままに指を走らせます。

 

在宅勤務に踏み切る企業が増えることを切に願う

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弊社のテレワーク期間は2回の延長を経て、4/30まで実施されることになりました。

経営陣の決定に感謝です。CSR的な視点を含め、企業にとって一番の脅威は何かを考え、正しい施策を打つ組織にいられることを誇らしく思います。

 

運転士やガードマンのように現場にいないと成立しない仕事をされている方は出社せざるを得ないかと思います。家族に無自覚のうちに感染させていないか、不安を抱えながら出社されているかもしれません。本当にお疲れ様です。手洗いうがい、食事への気配りをはじめとした「できる対策」をどうか心がけてください。

 

一方、僕の周りには「PCで完結するデスクワークだけど出社している」友人がたくさんいます。

理由を聞くと

  • お客さんがいるから
  • リモートする体制が整ってない
  • 中小企業だからリモートすると潰れちゃう

みたいな話が大勢を占めていました。

  • お客さんがいるから

はこの時流だし、お客さん側に譲歩してほしい。

  • リモートする体制が整ってない

は今整えればいい。多少時間がかかっても、整うころにコロナが収束しても取り組むべき。

  • 中小企業だからリモートすると潰れちゃう

は「出社/訪問することがどれくらいの価値を生んでいるのか」という問いを自社に対して投げかけてほしい。

 

どの企業も明確な理由がほしいのだと思います。台風や地震が来たらだいたいの会社は出社停止しますが、コロナは目に見えないし、多くの人にとって、幸いにも身近な人が罹患してないから実感がない、だからまだどこか他人事、楽観的なんだと思います。

 

けど、下記報道にもあるように、これから尋常じゃないペースで感染が拡大する可能性が多分にある訳だし、散々言われてる通り、この病気は「死ぬ病気」です。

www.nikkei.com

 

普段仕事をしてると「リスクを前もって想定せよ。「かもしれない」を念頭に置き、様々な対応を取れるよう準備せよ」的なことは日常的に言われるわけですが、コロナにこの考え方が適用されない理由がわかりません。

一時的に生産性や売上が落ちるかもしれない。体力のない会社にとってはそれが致命傷になるかもしれない。けど、従業員が死ぬよりはるかにいい。どのみち感染者が出たら出社できないわけだから、誰か一人がその状況に至る前に打てる手を打っておいたほうがいい。

対策しすぎた、と後から笑い話にできたら素晴らしいことで、「リモートなんか導入しても感染するときはするでしょ」みたいな思考の経営者がいるなら、僕はがっつり否定します。「うちの会社は予防に全力を尽くします」と言う姿勢が何よりの抑止力になり、従業員は休日に軽々と繁華街に出る可能性が下がるわけですし。

 

今我々がすべきことは1円でも多くの売上を上げることではなく、「家にいること」です。出社するという行動が生み出す利益と、付随するリスクを天秤にかけた際、前者が勝る人はほんのごく一部ではないでしょうか。

もちろん家でも同じパフォーマンスを出すよう心がけるのは当然だし、「リモートなら仕事サボれるやっほーい」なんて考えてる人はそもそもどこから直せばいいのか…って感じなのでここでは性善説に法って話します。管理職の方は無視できない問題でしょうが…

 

 

繰り返しになりますが、今回の話は「PCで完結するデスクワーク」に従事している方および企業を想定しています。

一人でも多くのデスクワーカーが在宅勤務になることを願って止みません。「ゴミをポイ捨てしてはいけない」みたいに「コロナの時は出社してはいけない」という認識が一般的になればいいなあ。

 

 

それでは今日はこの辺で。