小笠原旅行記② 1日目前編 父島を歩いて散策
2/19 11:00 小笠原諸島 父島に到着しました。
この日は荷物を宿に預けて島内を散策します。
おがさわら丸船内での様子はこちらをご覧ください。
ゲストハウス シャンティーバンガローからダウンタウン・大村へ
宿のピックアップに乗せられ、これから4日間お世話になるゲストハウス シャンティーバンガローに到着しました。
シャンティーバンガローは父島の南側、ジャングルの中にたたずむゲストハウスです。今回僕が泊まったドミトリー以外に、一棟貸しのコテージもあります。
小笠原の宿泊施設は港近くの大村という繁華街にあることが多く、3食付きの民宿やペンションがほとんどなので、自然の中にあるゲストハウスは意外にも貴重です。
出発前に宿を探している時、いろんな宿の場所を地図で確認すると、一つだけポツンと離れた所にゲストハウスがあるのを見つけ、速攻で飛びつきました。
大自然に囲まれているだけあって、山べりに立つヤギやアノールトカゲ、小笠原固有種のオガサワラオオコウモリを宿にいるだけで見ることができました。
特にオガサワラオオコウモリは普通はナイトツアーに参加してやっと見れるくらいレアな生き物らしく、早速シャンティーの役得を得ることができました。
(オガサワラオオコウモリは夜だったので写真に収めることができませんでした…)
また、シャンティーバンガローではナイトツアーやカヤックをはじめ、様々なアクティビティを開催しています。スタッフの方もめちゃくちゃいい人ばかりなので、シャンティーに宿泊した際はぜひ。(宣伝)
シャンティーバンガローから大村に向かう
宿で荷物を下ろしたら早速島内散策に向かいます。
父島は南北に長い島で、宿泊しているシャンティーバンガローが概ね南端、ダウンタウンの大村が北端にあるため、ひとまず大村を目指しつつ、途中のビーチ等々に立ち寄る予定です。
距離にして7km強。ですが、途中色々立ち寄ったこともあり、トータルで10km程度の行程になりました。
12:30ごろ、シャンティーを出発。
街路樹(?)も南の島感が溢れていてテンション上がります。
これはタコノキ。小笠原の固有種です。
根っこのところがタコのようになっていることからその名がつけられました。タコよりはるかに足が多いような気がしますが、そこはご愛嬌。
道中にはカフェもあります。
扇浦という地名が見えてきました。
宿を出て最初のビーチです。
小笠原上陸後初のビーチに到着。
ここのビーチは砂が黒く、大きな砂利もなかったので素足で歩けます。
このロープはブランコの代替品です。
首吊り用ではありません。
一休みして再び歩を進めます。
途中ヤギにも遭遇。近づくと逃げていきます。
こんな綺麗な鳥もいました。
色彩的に「固有種か!?」とテンションが上がりましたが、「イソヒヨドリ」という鳥で、本州にも普通にいるそうです。とはいえ珍しい鳥であることに違いはないのでありがたく撮影。
島内の森にあるカーブミラーはこのようにこげ茶色に塗られていました。
景観を壊さないようにするためなのでしょうか。
道を歩いているとこんな装置を多く見かけました。
野生化した猫を捉えるワナのようです。
小笠原には猫の天敵がおらず、固有種であるオガサワラオオコウモリらを捕食してしまう厄介者になっているそうです。
他に肉食獣がいないので、さながらアマゾンのジャガーのようなポジションを確立しています。
途中、可愛らしい宿「境浦ファミリー」を見つけました。
庭には他の島や東京(内地)までの距離を示す看板が立っていました。
日本最東端 南鳥島や最南端の沖ノ鳥島までの距離も記されています。
南鳥島までは1200km。東京から小笠原までの距離よりも遠いです。が、南鳥島、沖ノ鳥島のいずれも小笠原村に属します。そう考えると小笠原村って日本で一番広域の村なんですね。
境浦ファミリーの近くには「境浦海岸」があります。
急な下り坂を下っていくと、南国感溢れるビーチが広がります。
この境浦海岸、数ある父島のビーチの中で個人的に一番のお気に入りです。三泊四日の滞在中に何回も足を運びました。
理由はいくつかあって、詳細は次回以降に記そうと思うのですが、一番の見所はこれです。
沈没船です。浜からほど近いところに太平洋戦争時の船が沈んでいます。
少し離れたところから。楽々と泳いでいける距離にあり、船の内部にはたくさんの魚が住み着いていました。
この船は「濱江丸」といい、アメリカ軍の攻撃によって船としての機能を失ったそうです。
昔は原型がよりくっきりと残っており、船から飛び込んだりもできたらしいです。
少しエモい写真を撮ってみました。iPhone11のカメラは優秀だ。
境浦海岸を後にし、歩くこと30分。「奥村」という地域に到着しました。
奥村まで来ると人里感が出てきます。このあたりは集合住宅(工事業者向けの社宅が中心?)が多かったです。
ここからは父島の繁華街を歩いていきます。が、少し長くなってきたので続きは次回に。
今日はこの辺で。