小笠原旅行記⑦最終日前半 最終日の朝とホエールウォッチング

 

三泊四日の父島滞在もこの日が最終日です。

帰りたくないなーと思いながら朝を迎えました。ですが今日船に乗らないと次回の着船は1週間後。乗らざるを得ません。

ここまでの様子はこちらからどうぞ。

 

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小港海岸まで朝のお散歩

昨日に続き、宿の近くにある小港海岸までお散歩です。

海岸に向かう途中の朝焼けに照らされた南国の風景がたまらず愛おしいです。

小港海岸に向かう道

小港海岸に向かう道

 

小港海岸に到着。何をするでもなく海を見つめます。

こんな綺麗な海岸がすぐそばにある朝は当分ないだろうなあ。本当に贅沢な時間だなあ。

あと半日しか居られない小笠原の空気を目一杯吸い込みます。

小港海岸

 

30分ほど潮風に当たってから帰還。

シャンティバンガローで見上げる空も青々としています。4日間の滞在で一番天気がいい日になりそうです。

 

クジラとイルカを見に二見港

宿の皆が続々と起きてきたところで、車で二見港に向かいます。

この日はホエール&イルカウォッチングと、父島の南にある南島に上陸するツアーに参加します。

 

ここまでの3日間、一度もツアーの類に参加していなかったのですが、半日で参加できるものがあったのと、せっかく最終日ということで、満を持して前日に予約していました。

 

 

二見港に到着。やはりめちゃめちゃいい天気です。

二見港

二見港

この船着場から出発します。ここだけ見ると日本っぽいというか、内地の港みたいですね。

二見港

 

人生初のホエール&イルカウォッチングへ

8:30、体調チェックや書面の同意を終えて海に旅立ちます。

お世話になったのはComeクルーズさん。オーナーは多くの島民の例に漏れず、小笠原の魅力に惚れて数十年前に移住してきたそうです。

軽快な語り口でホエールウォッチングの注意点や豆知識を教えてくれます。でかい潮吹きがあったら10分くらい潜るから他のポイントに移る、とか。

Comeクルーズ

 

湾内を脱すると揺れが激しくなってきます。何かに捕まらないとまともに立てません。

一緒に乗っていた人も嘔吐を繰り返してダウンしました。このサイズの船に乗る時は酔い止め必須。対おがさわら丸用に買い込んだ分がここで真価を発揮しました。

確かこのブイを超えたあたりで湾内脱出

景色は抜群。油断すると即水没

 

しばらく船を走らせていると、遠巻きにクジラが見えてきました。船内に歓声が響き渡ります。

 

一匹見えた後は立て続けに姿を現しました。

この時期に小笠原に接近するのはザトウクジラで、出会える確率はかなり高いそうです。

 

南島の周辺を巡る

人生初の生クジラに感動を覚えた後は、南島に向かいます。

 

 

南島は小笠原観光の目玉の一つで、自然環境を保護するために1日の入島人数が決まっていたり、ライセンスを持っている人が同行しないとそもそも入島できない、といった風に、原始的な島の姿が今も守られている島です。

海岸には数千年前に絶滅したカタツムリの化石がどっさり残っているそうです。ワクワクしないわけがありません。

 

島に近づいて浅瀬に入ると、海の色も一層綺麗になってきます。

空から写真を撮ったら船が空に浮かんでいるように見えると思います。

 

さあいよいよ上陸だ!とテンションをあげていると、オーナーから「残念ながら今日は上陸できません」との宣言が。

なんでも、この日は波が強く、海岸に着岸できないのだそう。

なまじ手が届くところまで近づいてからの宣告に、しっかりと肩を落としました。

 

上陸代わりに島の周りを眺めます。

「これが南島最大のスポット 扇池ですよ〜。パンフレットとかでよく見る場所ですよ〜」

これがかの有名な扇池ですかー。内側から見てみたかったけど波が荒れてるならしょうがないっすねー。せめて穴から中の様子を覗いて、上陸した気分だけでも味わって…

 

人いません…?

明らかにツアー客…ですよね?

疑問に思ってオーナーを問いただしてみたところ、「今日の荒れ方は絶妙で、そこそこ大きな船なら上陸できる。あの人たちは我々より大きな船に乗っていたのだろう。」とのこと。

 

なんてことだ…船のサイズによって上陸可否の可能性が変わっていたとは…今更悔やんでも我々は小型船の上。いつの日か訪れるやもしれぬ小笠原再訪の日に、この経験を活かすことを誓いました。

 

イルカはクジラより近くで見られる

南島ショックを乗り越え、場所を変えてイルカウォッチングへ。

イルカはクジラより出現確率が高いそうなので、リラックスしながら登場を待ちます。(クジラの時はみんなそこそこ気を張って周囲を見ていた)

 

すると早速

 

ハシナガイルカが姿を現しました。

再び歓声に沸く船内。

 

 

その後は群れで出現。一番多い時は10匹くらい海面から姿を見せていました。

これだけの数が見られるのは運がいいそうで、もっと運がいいとイルカが船を先導して一緒に泳いだり、クルクル回りながらジャンプしたりするそうです。

あと、イルカは普通に浜から見えたりもするそうです。オーナーはサーフィンもやっていて、撮影した場所(入り江)のあたりでよく見かけるそうです。

 

イルカが運んだ幸運のおかげで、南島未到達のショックが相殺されました。

 

 

イルカウォッチングを一通り終えると、3時間のツアーが終了。二見港まで戻ります。

海上からおがさわら丸を見上げます。あと数時間でこれに乗って内地に帰るのかぁ。

 

島のマンホールには可愛いクジラがデザインされていました。最後に会えてよかったよ。

 

 

残された島での時間は3時間弱。港の周りをぶらぶらして過ごします。その様子はまた次回。

 

 

 

それでは今日はこの辺で。