小笠原旅行記⑥3日目後半 ウェザーステーションと極上グルメ

大村のハートロックカフェでランチを食べた後、市街地からほど近い宮之浜海岸へ。

中心街からのアクセスの良さが小笠原の人気の一つです。

ここまでの内容はこちらをどうぞ。

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宮之浜海岸を歩く

ハートロックカフェから宮之浜海岸はほど近く、車で5~6分程度です。

レンタカーを借りていたおじさまの車に揺られ、あっという間に到着です。

 

 

宮之浜海岸は他の海岸と違い、小石以上のサイズの石がゴロゴロ転がっているビーチで、素足で歩くのは危険です。

宮之浜海岸と対岸の兄島の間は南洋の魚がうじゃうじゃいて、シュノーケリングの聖地になっているそうです。ただ、潮の流れが急で、素人がおいそれと泳いで行ける場所ではないと聞きました。

午前中に境浦海岸でたっぷり泳いだので、ここではまったり散歩します。

宮之浦海岸

宮之浦海岸 砂地のビーチとはまた違った味わい

 

弓なり状のこのビーチの右端には、こんな感じの遊歩道があります。

これをつたって歩いて行くと、釣りの名所として知られる釣浜という別のビーチにたどり着きます。

一同全体にぐったりとした空気感が流れていましたが、こんなワクワクする道を見つけて歩かないわけにも行かないので、歩を進めることにします。

宮之浦海岸

 

道はみるみる傾斜を上げていき、我々の足腰も言うことを聞かなくなってきます。

美しい海と入り込む指

誰が言うわけでもないが、全体に流れる「引き返しましょう…」の空気。

この6人のグループで一番若い男性が僕。その僕が疲れているのだから、他の皆はもっと疲れていると考えるのが妥当です。

誰が声を上げたかは覚えていませんが、勇気ある団員の鶴の一声で引き返しが決定。心の中で拍手を送ります。釣浜への道のりはまだ8割くらい残っていました。

 

 ウェザーステーションを目指して原付を走らせる

宮之浜海岸を離れ、一度シャンティーバンガローに戻ります。

時間は夕方、ここまで立ち寄ってなかった島内随一の夕日の名所、ウェザーステーションに向かいます。

他のメンツはおじさまのレンタカーに乗り込みましたが、僕は島を見て回るために原付で向かいました。この判断が後ほど大きな後悔を招くことになりました。

 

島の東側(右側)の道を走りました。

途中いくつかのスポットで写真撮影。

首なし金次郎像

首なし金次郎像

首なし金次郎像

国立天文台

国立天文台VERA

国立天文台VERA

旭平からの景色

旭平からの景色

旭平からの景色

どこも有名なスポットで「うおーパンフレットで見た場所だー」という感動はあるのですが、なにぶん寒い。夕方になると風向きが変わるのでしょうか、どこを走っていても全身に突き刺さるような風が吹き付けます。

特に旭平展望台のあたりは海に面した突端で、乗っている原付が転びそうな勢いでした。

徐々に奪われる体温にハンドルを握る手が緩みそうになりますが、こんな山中でギブアップしたらジリ貧もいいところです。自分を奮起させるように独り言を吐きながらウェザーステーションを目指します。

 

12~3km走った後、繁華街の大村に到着しました。標高が下がり、人の往来が出てきたことで、体温も徐々に回復してきます。

本当なら温かいコーヒーの一杯でもしばいていきたいのですが、沈みゆく夕日を見ると悠長なことは言ってられません。街の温かさもほどほどにゴールまでの距離を詰めます。

 

ウェザーステーションは大村を抜けた高台にあるのですが、この「高台」が僕の想像を超えていました。マジの高台。学生時代神戸に住んでいた僕としては、六甲山に登っているくらいの傾斜と距離を感じました。(ここまでの疲れが祟っているだけで、実際はそこまで高くはありませんが)

一度弛緩した身体に再度冷たい風が襲い掛かります。もう勘弁してくれ、シンプルに風邪引く。南の島で風邪引くなんて間抜けなことがあるか。はよ着け。

呪詛を唱えるように独り言を呟きながら原付を走らせます。普段独り言を一切言わない僕ですが、なんか喋んないと意識を持っていかれるような気がしました。

 

 

どれくらい経ったかわかりませんが、ようやくウェザーステーションに到着しました。先に着いていたレンタカー組と合流します。

ウェザーステーションはホエールウォッチングの聖地で、この日は天気もよかったのでたくさんの人が押し寄せていました。

ウェザーステーション

ウェザーステーション

肝心のクジラは…

ウェザーステーションからの景色

ウェザーステーションからの景色

 

いた!!

写真を見返すとイルカじゃないか?と言う疑惑も湧いてきますが、ここはホエールウォッチングの聖地。自分にあれはクジラだと言い聞かせます。

 

身体の冷えと戦いつつ、結局日が沈むまで粘り続けました。

運がよければグリーンフラッシュという夕日が緑色に発光する現象が見れるそうですが、この日は見れず。少し雲もかかっていたので、仕方ありません。

街に戻り、レンタルしていた原付を返却し、レンタカーに乗せてもらいます。もう原付で帰る力は残っていませんでした。

 

ボニーナで絶品小笠原料理を味わう

再び大村に戻り、夕食に洒落込みます。

この日の会場は小笠原の食材を洋風にアレンジしたボニーナ。ご一緒したおじさま曰く、前日は大盛況で食事にありつけなかったとのこと。嫌が応にも期待してしまいます。

 

めちゃくちゃうまい…

手羽先は塩味が効いててビールが進むし、白身魚(なんの魚か忘れた)のフライも一般的なフライよりコクと粘り気があり、くせになります。

その中でも特に気に入ったのがこの二品。

島ほうれん草のソテー

島ほうれん草のソテー

島ほうれん草のソテー。我々が知っているほうれん草と違い、火を通してもシナっとせず、肉厚の歯がとてもジューシー。手作りのタレも絶妙にマッチしています。

 

島魚と海藻のポキ

島魚と海藻のポキ

島魚と海藻のポキ。新鮮な島魚とワカメをはじめとする海藻をタレとごま油でつけたハワイの郷土料理です。

とにかくタレがうまい!海藻もなんだろう…ワカメ以外は何がどれかわからないけど、なんせコリコリしてて美味しい!これ食べるためだけでも小笠原に行く価値があります。

 

腹がちぎれるほどに絶品を堪能して宿に帰ります。車の中から見る夜の小笠原はまた違う味わいがありました。こういう画像、水曜どうでしょうみたいな雰囲気があって好きです。

 

宿に帰ると他のメンツが川でオオウナギを探していました。水曜どうでしょう西表島対決でやってたやつですね。ちょっとだけ加わって、早々に諦めました。カエルかエビがないとダメだってロビンソンも言ってた。

 

 

それでは今日はこの辺で。