泉南の景勝地 せんなん里海公園は自分に酔える場所
大阪の南部、泉南は僕の出身地なのですが、いかんせん観光地の少ない土地です。
関空は観光地と呼ぶにはちょっとずるい気もするし、みさき公園は先月閉園しちゃったし。
南海電鉄から見える車窓も、ひたすら住宅街を通り抜ける無骨な景色が広がります。
そんな中、大阪の南端近く、阪南市に入ると、突如視界がパッと広がり、海一望できる場所があります。(大阪湾だからあんまり綺麗じゃないけど)
それがせんなん里海公園です。正直僕もこの記事を書こうとして初めて名前を知りました。そんな知名度低めの公園を紹介します。
せんなん里海公園の最寄駅は箱作駅と淡輪駅
せんなん里海公園は南海本線 箱作駅と淡輪駅の間にあります。
箱作駅で降りてせんなん里海公園を散歩すると淡輪駅に到着するくらいの距離感です。
南海難波駅から50分くらいでしょうか。大阪にお住いの方なら海水浴に向かう途中で通り過ぎたことがあるかもしれません。
この日は箱作駅で下車しました。
箱作駅からほど近い休憩所。
泉州は大半の場所で和歌山のような山間の風景が広がっています。
いざせんなん里海公園へ
こんな感じのノスタルジックな道を歩いていきます。お宅から夕飯の匂いがしてきそうです。思わず落ちている枝を拾ってガードレールを叩きながら歩いてしまいそうです。
終盤はこんな道を歩いていきます。ノスタルジックというかは獣道です。
小ぎれいな人工物が見えてきました。公園の敷地に入ったようです。
海辺に近づいていきます。
到着です。沿道にウッドデッキが敷かれています。
このウッドデッキをたどると海っぺりの展望台にたどり着きます。
こんな感じ。空が広く見えます。住宅密集地が多い大阪で空が広く見える場所は地味に貴重です。
突端まで行くと海に浮かぶオブジェが見えてきます。
門のようになっている場所は歩いてはたどり着けません。ここは海水浴場ではないので、泳ぐことも許可されていないため、見るだけのスポットです。
小さい頃はあの門の間を潜って泳ぐ妄想をしていました。あの門の上に座って釣りすると太公望みたいな気分になれそうです。
南大阪に住んでいた頃はこのデッキのヘリにもたれかかって、特に悩み事もないのに思慮にふけっているふりをしていました。夕焼けと海は人を賢そうにしてくれます。
せんなん里海公園は南大阪随一のイケてるスポットと認定しているのですが、海水浴のシーズンを除くと、人で賑わっていることはほぼありません。
お台場や南港みたいな都会の海浜スポットは人が多くて、自分の世界に入り込むことはしづらいのですが、ここならやりたい放題です。地元のヤンキーに見つかるまではこの景色を独占できます。
書いてて久々に行きたくなってきたなぁ。コロナが落ち着いて実家に帰ったら行ってみます。
電車から見たせんなん里海公園
せんなん里海公園は車窓からでもよく見えます。
少し離れた場所から臨む謎オブジェも味がありますので、わざわざ途中下車するのはめんどくさい、という人も、窓の外に目を向けていただければと思います。
それでは今日はこの辺で。