三宅島旅行記② 真っ黒で真っ赤な崖を歩く
伊豆諸島の真ん中に位置する三宅島(青ヶ島除く)。
調布飛行場からプロペラ機にのり、1時間ほどで到着しました。
到着までの様子はこちらで。
地獄を模した海岸線を歩く
飛行場からガソリンスタンドに移動し、レンタカーを借ります。
借りたのは軽トラ。確か他に選択肢がなかった気がする。
MTだったら運転できるかな?と不安になりましたが、中身はAT。一安心です。
三宅島は目立った観光地がある島ではないので、とりあえず島の外周をぐるっと走ります。
島の作りはよくある真ん中が山、海沿いが生活道路の形です。
なので移動している時は一方が山、もう一方が海という景色が続きます。
山の方を見ると、白骨のように枯れ果てた木々がたくさん生えています。
三宅島は火山島で、今もモクモクと煙が吹き出しています。
その火山灰やらが作用してるのか。灰は酸性がどうのこうのとか聞いたことがあるけど、化学も植物も全く明るくないジャンルなので、妄想で収めて通り過ぎます。
岬に到着。車を停めて徒歩で周ります。
サタドー岬という名前のジオスポット。サタドーとはヒンディー語で「地獄」という意味があるらしいです。(名前の由来は諸説あり)
地獄とはちと大げさなネーミングですが、言わんとしていることはわかります。
この世の終わりのような雰囲気を醸し出しています。山の頂上には魔王がいそうです。奥に見える建物は廃墟です。(すばらしい)
崖っぺりはどこまでも真っ黒な大地が続いています。本州だと見たことが無い景色です。
ちょこちょこ生えてる枯れ草も「この荒廃した地だとこれが限界なんですヒーン」な雰囲気を増してて、この世の終わり感が一層強調されています。
転がってる岩も凶悪です。
この岩を使って攻撃してくるモンスターが潜んでいることが予想されます。
ちなみにGLAYの「HOWEVER」のPVはこのあたりで撮影されたらしいです。
言われてみれば同じ景色だなあ…途中の建物は廃校になった小学校(次回記載)ですね。
(他のキャストは時代を感じるのにTERUは全く古臭くないなあ…すげえ)
中ボス(?)が潜む火口(?)へ
海沿いに火山口っぽいものを見つけました。近づいてみます。
近づくにつれて土の色が赤くなっていきます。海と赤い崖と草原の現実離れしたコントラストに心奪われます。
この先にはストーリーで苦戦する中ボスがいそうです。
到着。これ火口か…?火口ということにしておこう。
土が柔らかい。赤土ってマグマからできるんだ〜と一つ賢くなりました。
中ボスごっこ。周りに誰もいないので大胆に演じます。
崖にぶつかる荒波の音しか聞こえないのが一層気分を盛り立てます。
ちなみにこの穴、めっちゃでかいです。
火口(仮)近くに立つ友人。人間は自然の前ではかくも無力なものか。
火口(仮)近くで一輪の禍々しい花を発見。
邪悪で完成された造形です。何かしらの魔力を帯びているのは間違いないでしょう。
これがないとボス戦に挑めない、あるいはボスを無力化できない系のイベントアイテムだと思われます。
ファンタジーな世界観に超ご満悦の我々。
三宅島に観光する場所なんてなくね?とか言ってた半日前の自分たちはとんだ愚か者でした。
今までの旅行でもトップクラスの満足度を見せた海岸を離れ、次回は島の中腹、枯れた森と神社に向かいます。
それでは今日はこの辺で。